Floyd 藤沼祐介 × MissionBay 坪井信邦トークセッション「地元でものづくりをするということ」を開催しました

\ 静岡東部でものづくり /

1月18日(土)、沼津コートでも商品を展開中の<Floyd>藤沼祐介さんと、<MissionBay>坪井信邦さんによるトークセッションを開催した内容を一部抜粋してお送りいたします。

●地元を選んだワケ
藤「私の場合は大学で都内に出てから、東京や川崎で働いていましたが、失敗も多々あり……地元に帰らざるを得なくなったというのが正しいです(笑)。出身地の三島や沼津で、再び一からものづくりをやり直そうと」

坪「本社を構えるのは品川ですが、東京は土地代がとにかく高い。地元に目を向けてみたら我入道に信じられないくらい良い物件があり、内見したその日に決めました」

お二人とも、意外にも元々は地元から発信していこう!という気持ちはなかったとのこと。
きっかけはどうであれ、共通する答えが「地方にいるデメリットはない」、「地元にいるからこそ等身大の自分でいられる」、「最先端の東京から一歩引いて、俯瞰的な立場から視点を持てる」という意見でした。

●ブレない静岡
━━静岡の人はいい意味でマイペースで頑固という印象があります。

坪「静岡はクセがないんです。いつだって東京に行けるという気持ちがある」

藤「東京で仕事をすると〝わざわざ静岡から!?〟と驚かれるが、そんなに遠くない(笑)」

●静岡東部としての集団的印象
━━西部の浜松、中部の静岡と比べると、それぞれの街の規模は小さい。しかし、集まれば浜松や静岡に匹敵する規模になりますよね。

坪「沼津の上土で『稲荷市』が開催されているのを知ったとき、そんなオシャレなイベントが!?と驚きました。ポテンシャルが高い街だと思います。東部がいちばんイケてる!(笑)」

●影響のサイクル
━━イギリスなど外国では、大きな美術館を無料で運営している例もありますよね。街に住む人たちがそれだけ感度を高く持ち、次世代へ受け継いでいるサイクルが確立されています。日本の地方にもそういったサイクルがあれば、街はもっとおもしろくなっていくでしょうね。

藤「沼津で店を構えていたときに来てくれた若い世代の人たちが、成長してデザイン関係の仕事に就いているのを見ると、感慨深いモノがあります。ららぽーと沼津のド真ん中で商品を展開していることで、地元の人の目に触れる機会が増えました。何か良い影響になれば嬉しい」

坪「オープン当初は〝お店の場所はどこですか?〟という問合せの電話ばかりでしたが、今はありがたいことに、MissionBayへ訪れるために我入道へ来ていただく方が増えました。僕は小さい頃に、面白いお店や美術館に触れられなかったことが、いまだに心残りとしてあります。MissionBayは、さまざまな文化に触れる場所としてありたいですね」

●センスの良さはいったいどこから?

藤「唯一心掛けているのは、いろいろなモノに触れること。好奇心を持って誰も見つけていない視点を探すことで、アイデアが新しいか古いかの判断基準を確立できる」

坪「まずは、自分の発想が既存のモノと被っていないか調べる。実際に商品を作り出すときも、工場の方や取引先の社長の意見を聞いて柔軟に取り入れていく」

 

地元発信のプロダクトの代表であるお二人のお話に、会場の参加者は一言一句に耳を澄ませて聞き入りました。

お二方、貴重なお話をありがとうございました!