LINE配信マガジン「まちをあるけば vol.2」編集後記

こんにちは、コミュニケーターのしおちゃんです。

 

私は幼い頃から、家族の仕事の関係で伊豆にしょっちゅう行っていたのですが、小学生のある一定期間は年に一度、松崎町へ行っていました。

那賀川沿いの桜並木や、沼津から見る海とは違った穏やかさ、ナマコ壁の蔵、どこか懐かしい雰囲気……思えばいろんな街を旅する楽しさは、松崎で過ごした幼い頃の記憶と時間に教えてもらったのかもしれません。

今はなくなってしまいましたが、沼津港から松崎港行きの船が出ていて、散々に船酔いしてぐったりしながらたどり着いたり、車でも海岸線や山道を2時間以上かけて行くので、やはり車酔いしながら着いたり。松崎へ行くとホッとするのは、こんな思い出も加味されているのかも。

大人になって松崎を訪れた時、自分がいかに松崎を掘り下げずに楽しんでいたかを痛感しました。その一つが、この「桜味堂」さんの桜葉餅。松崎に行ったら必ずお土産に桜葉餅は買っていたのですが、看板の「松崎おみやげセンター」という文言に惹かれ、なんとなく立ち寄ったのが出会いです。

これまで、松崎では関東風の桜葉餅しか見たことがなく、関西風の形状をしていることがまず驚きでした。同じ町でバリエーションが存在するのかと。加えて、レジでお会計の際に「絶対美味しい」と勧められるものの、1箱が8個入りのワンサイズ。個包装ではないので、人には配れない。果たして全部食べ切れるだろうか?と思ったものの、結局購入し、家に着いて旅の疲れを癒そうと一口、さっき買った桜葉餅を食べた瞬間!あまりの美味しさに衝撃が走りました。

1箱と言わず、2箱買えばよかった。

そう思ったものの、また松崎を訪れる理由ができ嬉しくもありました。春だけでなく通年を通して買えることも、春が恋しくなった時に食べられる安心感があります。

皆さんも、松崎へ訪れた際はぜひ入手してみてください。食べるときは絶対に葉っぱも一緒に食べてくださいね!

(ちなみに、「田んぼと使った花畑」は5年前の写真を見つけてきました。面白いカカシがいっぱいいておすすめです。)

 

コミュニケーター しおちゃん